離婚後10年…高校生になった子どもと、もう一度会うことはできますか?

Q. 10年前に離婚し、親権は元パートナーが持っています。当時まだ幼かった子どもは高校生になりましたが、離婚後は一度も会えていません。今さら連絡をして、子どもの生活をかき乱してしまうのではないかという不安と、それでも親として一目会いたいという気持ちの間で悩んでいます。

A . 長期間会えていない状況でも、お子様と再会できる可能性はあります。

面会交流は、法律で「子の利益を最も優先して考慮しなければならない」と定められています。

たとえ10年会えていなくても、親子の交流が、お子様の今後の成長にとってプラスになると判断されれば、実現の可能性があります。

 

もっとも、このケースで重要なのは、お子様が高校生であるという点です。

 

裁判所は、15歳以上の子については本人の陳述を聞き、その意思を尊重しなければなりません。

そのため、お子様が、明確に「会いたくない」と拒否している場合、面会を強制することは難しくなります。

したがって、「会うことを強制する」のではなく、「会ってみてもいいかな」とお子様自身に思ってもらうためのアプローチが不可欠になります。

 

当事者同士での話合いが難しい場合、家庭裁判所の「面会交流調停」という方法があります。

調停では、専門家である調停委員が間に入り、冷静に話合いを進めることができます。

 

長期間の断絶がある親子関係の再構築は、非常に繊細で、時間がかかる問題です。

焦らず、お子様の気持ちを第一に考え、専門家である弁護士に相談しながら慎重に進めていくことをお勧めします。